はじめに 活動概要

【期間】
 2009年8月15 日(土)〜9月26日(土)
【目的】
 南米大陸に存在する古代トンネルを発見し調査する。
【場所】
ペルー共和国クスコ、ボリビア共和国ソラータ・モホス及び周辺域
【調査内容】
a- 周辺村落での洞窟、トンネル、遺跡、遺物についての情報収集。
b- GPS測量によりトンネルの出入り口の特定、およびトンネル内の簡易測量。
c- トンネル内の調査。湿度、温度、様子、人工物・加工物の有無の調査。
d- トンネル付近の村落調査。村の歴史や伝説、遺跡、遺物についての情報収集。
【活動内容】
日本からリマ、さらにクスコへ飛行機移動し、サクサイワマン遺跡にあるという古代トンネルの入り口に向かう。
クスコからバスでボリビアへ入国する。 ラパス到着後在ボリビア日本大使館の福永副領事に会い、計画書を渡し今回の活動について話す。今回現地協力人になってもらうマルコス・カシジャ(以下マルコス)はラパスで日本人観光客のバックアップをする非営利団体の責任者である。装備買出しの後、バスでソラータに向かう。
ソラータには観光洞の他にも洞窟が多く存在するといわれており、洞窟の場所の情報収集やガイド雇用を行う。買出し終了後、この洞窟まで車と徒歩を用いアプローチする。
その後、付近にあるトンネルの入り口を探す。入り口を発見できれば、そのままトンネルに入る準備をおこなう。全体でのミーティングをおこない、翌朝準備を整えトンネル内に入る。
トンネル内ではトンネルの構造をよく確認し、慎重に行動し、トンネル出口を目指し歩き進む。トンネルの入り口を発見できない場合、調査開始日から4日後に調査を取りやめ、ソラータからラパスへと戻る。 ラパスからバスでアポロに向かう。モホスは国立公園内に存在するのでアポロ市街にてガイドを雇い、車をチャーターしてモホスへ向かう。車を降り次回迎えに来る日時を確認してから、川を渡りモホス山域を進む。この道中には石造りのインカ道が残っている。あたりは熱帯雨林地域となり、豊かな自然が残る。
そして、古代トンネルがある可能性が高いと判断した場所の川辺にベースキャンプを立て調査を開始する。入り口を発見できれば、そのままトンネル調査活動を始める。トンネルの入り口を発見できない場合は、トンネル入り口の調査開始日から6日後に調査を取りやめラパスへ戻る。23日にリマ空港よりマイアミを経由して日本に帰国する。                                                  (文責 古田)